一生できると思っていたことに飽きた

パソコンを触らない時間が増えた。

 

私は昔からずっとパソコンを触ってきた。

園児の頃は親の作業を手伝ったり邪魔したりして、

小学校から帰ってきてはネトゲをして、

中学校から帰ってきては絵を描いて、

高校から帰ってきては動画サイトを見て、

今は大学でも家でもパソコンを使っている。

バイトだって普通のバイトはすぐ辞めてしまい、結局パソコンで副業をしている。

就活も終わり、無事パソコンを沢山使えるお仕事が確定した。

 

やっていることは変われど、一生このままパソコンという道具で何かを作って生きていくんだと思っていた。

性に合ってるし、苦なことも一つもないどころか、世の中の嫌なことを忘れられる楽しい道具だった。

私にとってパソコンは家族の一員であり、3人目の親であり、自室のようなものだった。

 

 

しかし、どうやら少し飽きてきたみたいだ。

なんにもせず布団に転がる時間が増えた。

特に用事もないのに外に出かけたくなることが増えた。

生まれてから数ヶ月前まで、まさかこんなことになるとは一度たりとも思わなかった。

 

いや、飽きたというより、正確には体力が落ちたのだと思う。

椅子に座るのがしんどくなるぐらい、パソコンに没頭しすぎて、肉体というハードが悲鳴を上げていると考えられる。心というソフト面はハードに引っ張られているだけだろう。

 

 

なんにせよ、何か新しいことを始める時期なのかもしれない。

就職まであと1年。もう後はきっとパソコンで食費を稼ぐ人生。

モニタ上の要素以外を充実させるのは、今しかない。

 

明日……は用事があるけど、明後日は行ったことのない場所に行こう。

実はスタバに入ったことがないので、そこでコーヒーでも買ってこようかな。

注文には呪文を唱えなきゃいけないというのは本当だろうか。

 

後は圧倒的に足りてない運動へのモチベが欲しい。

少し前ポケモンGOが流行っていたが、残念ながらポケモンは遊んだことがない。

ingressを少しだけやったことがあるが、あれはまだ遊べるのだろうか。

 

そんな感じで、ちょっと現実を生きる時間を増やしてからパソコンの前に帰ってきたとき、

きっと以前より健康で、楽しい生活になっている筈だ。